養父市移住定住促進 U・Iターン総合サイト 田園回帰を始めたやぶぐらし人のライフスタイルの紹介

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U・Iターン者の声

移住者の声を聞こう

活動拠点を地方に移しますます広がる演劇の可能性
田上 豊さん
田上 豊さん(出身地:熊本県)
職 業:劇作家・演出家

典子さん(出身地:山形県)
職 業:演劇の企画・制作

聖さん 潤さん 千歳さん
移住年:2021年

「追い立てられるように時間が過ぎる東京に長く住んでいた反動から、自然が豊かでゆったりとした時間が流れる場所を求めたのかもしれません」と豊さん。
渋谷のスクランブル交差点のすぐ近くに20年以上暮らしていたが、豊さんは2022年4月から兵庫県公立大学法人芸術文化観光専門職大学の助教として着任するため、また、典子さんは平田オリザ氏率いる劇団・青年団の運営会社の社員として江原河畔劇場で活動するため、東京を離れることを決めた。
二人の職業に共通する演劇活動を通じて何度か但馬を訪れていたとはいえ、養父市に居を構えることになるとは思いもよらなかったという。

はじまりは豊岡での公演

2014年に豊岡市民プラザで演劇公演のため初めて但馬の地へ。その後も毎年、公演があるたびに訪れ、新しいことや面白いことができる経験を積み重ねていくうちに、地方のポテンシャルの高さに気付く。
先んじて但馬に移住した演劇関係者も多く、事前情報の収集も万全。家族5人が住める広い家を「空き家バンク」で探し、養父市に住むことを決めた。
「朝、窓のカーテンを開けたときに見える景色が絵画のようで好きなんです」と典子さん。毎日同じ時刻でも、季節や天気によって違い、見飽きることがない。「四季の豊かな変化を子どもたちと一緒に経験できることがうれしい」と話す。

休みのひとときはYBファブで

引っ越して2カ月後にやぶ市民交流広場(愛称:YBファブ)がオープン。ホールと公民館、図書館、公園を備えた複合施設で家から歩いていける距離なので、休みの日に親子で過ごすこともある。仕事や学校の帰りに立ち寄りたくなるような場所を目指して造られており、居心地のよいところだ。
田上さん夫妻は生活シーンだけでなく演劇の練習や発表の場としての活用にも期待を膨らませている。

体も心もあったまる「雪かき」

養父市に住んで初めての冬は数年ぶりの大雪だった。田上家の前は私道で公共サービスによる除雪はないため、雪が降るたびに隣近所の方と一緒に雪かきをしたという。「大変でしたが、いいこともありました」と典子さん。田上さん一家が住む前は空き家だったため、両隣りの方が雪かきをしていたが、今年は「引っ越してきてくれて楽になったわ」と喜んでおられたそうだ。雪かきがご近所さんとの距離を縮めてくれたと感謝している。

養父市で見つけた「やりたいこと」

これまで豊さんがファシリテーター、典子さんがコーディネーターとして、全国各地で演劇を活用したワークショップを開催してきた。その経験を生かし、学校や地域の困りごとに寄り添ったテーマでワークショップを開き、地域の課題解決に貢献したいという。「私たちの仕事はこれまで養父市に存在しなかった業種。せっかくなら役立ててもらいたい」と田上夫妻。演劇という新しい風が吹き込まれた養父市の未来を早く見てみたい。

イメージ
イメージ円山川のほとりにある江原河畔劇場。スタッフがくつろいだり、打ち合わせをしたりするカフェスペースもある
2021年9月にオープンした、YBファブのコンセプトは「人と文化と郷土をつなぎ、未来を創る学びと交流の拠点」
たまげたいなかるちゃー

突然、鳴り響く「防災告知放送」にびっくり。どこで火事があったとか、学校の下校時刻が変わるとかを知らせてくれます!!

養父市役所市民生活部やぶぐらし・地方創生課
TEL:079-662-3172FAX:079-662-7491