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養父市に住む女性たちの声

子どもも私も畑で育つ!!~農家ならではの子育て記~
中川 薫(なかがわかおる)

【守本ファーム】
2011年大阪府より移住。夫と守本ファームを経営、野菜と花を育てる農業者。

2011年に夫の祖父母が住んでいた空き家を守るために、生まれ育った大阪から養父市へ夫婦で移住しました。移住してからは夫婦で野菜と盆花を栽培する農業を営んでいます。

以前は夫婦二人で農作業をしていましたが、子供が生まれてからは、子供と一緒に畑に出て作業をするというスタイルに変わっていきました。
現在の週末の過ごし方は子供と農作業をしたり、時間が取れるときには子供と目一杯遊んだりする時間にしています。

子供が生まれてすぐのときは、抱っこ紐でおんぶしながら、野菜の定植をしたり、ハイハイができるようになってからは、畑に大きなブルーシートを敷きその上で遊ばせるか、大きな桶におもちゃを入れて遊ばせたりと、子供を見ながら仕事をする工夫を夫婦で考えながら進めていました。当時は子供を連れて作業することが大変でなかなか作業も進まず、もどかしくもありました。しかし、子供を産めば仕事を一定期間休むか、保育園に預けるかという選択肢になることが一般的かもしれない中で、限りある乳児期の子供と同じ空間で仕事ができたことは、今振り返ってみると貴重で有り難い時間だったと感じます。

現在4歳になった息子は収穫した野菜の袋詰めや計量、テープ止め等ができるようになり、以前のように大事な野菜をむしり取るようなことはなくなり(笑)、我が家の戦力になりつつあります。こういった作業一つひとつも、大人からすると「手伝い」と捉えるかもしれませんが、息子にとっては目新しいものであり、遊びの延長のように捉え、進んでやってくれることが、色んな学びに繋がり、農業をやっていてよかったなと思える瞬間です。

農作業をしない休日はたいてい公園に行ったり外遊びをしたりしています。大阪にいたときはわざわざ出向いて行かないと目にできなかった風景がすぐそばにあり、桜や紅葉、雪など、家を一歩出れば、写真におさめたくなるような景色が広がっています。子供との散歩もすぐ近くに畦道があり、季節ごとの草花や昆虫に触れ合え、子供の成長にとって学びの材料が沢山ちりばめられています。自然の生き物を観察し、触れてみて、そこから色んな発見があり、子供の感性も磨かれ、母である私も普段何気なく見ていたものから刺激をもらっています。農業に携わり虫への抵抗感も少し減り、子供と捕まえたダンゴムシやテントウムシを触れるようになり、季節の変わり目に発生する田舎サイズのカメムシを、上手に捕獲する術も身につけることができました。虫嫌いの私も虫と共存するレベルは確実にアップしました。

養父市に移住してから初めて経験して驚いたこともいくつかありますが、雪かきにしても体力仕事で疲れるところを、筋トレや運動をしている時間だと考え、目的地までの移動距離が長いことも、ドライブ中に景色を楽しんでリフレッシュ!普段なかなかできない家族・夫婦の話し合いの時間に充てることができると、ポジティブに捉える考え方に変換しています。今までの生活と違うことがあっても、柔軟に対応していくことで、これからの私の「やぶぐらし」もますます楽しい日々になりそうです!